昨晩、香港から観光でいらしたというご家族がいらっしゃいました。
お店のドアを開けるなり、落語家が麺を食べるジェスチャーで、
「eat OK?」
どう見ても日本人なのに、なぜ英語???
そのご家族は日本語が全く話せない様子で、
ここはこちらが英語を話すしかない!!と気合を入れてご案内。
Welcome to Hokkaido!と心の中で叫びつつ、
「We have only Japanese noodle」と控えめに。
すると、
「Only noodle!?No rice!?」と驚かれ、
メニューブックを見せながら、「天丼はあるよ」とアピール。
しかし、
「Can you sepalate?」と言われ、
お子様にはご飯と天ぷらを別々にお出しすることになりました。
お父さんとお母さんは蕎麦を食べることになりましたが、
最初、メニューのぶっかけ(冷たい蕎麦)の絵を見て、
注文しようとしていましたので、
「It's cold one」と伝えると、
「COLD!?」とまた大げさに驚かれ、
「no no no no no,We want hot noodle」とのこと。
で、温かい蕎麦の絵をお見せすると、なんと、カレー南蛮を指差すので、
「It's curry taste」と何回か念を押しましたが、OKとのこと。
奥様は、かも南蛮を指差し、これは何?と聞くので、
鴨です。と答えたかったのですが、頭の中で、鴨って何ていうんだっけ???
と頭を抱えていると、なんとメニューの「鴨肉」という文字を読み、
「Duck?」
「OH!DUCK! YES,YES!」とうれしくなって答えてしまいました。
なんとか注文が決まり、無事お食事も済んだところで、少しおしゃべりしてみよう!
と思い、つたない英語でいろいろと質問をしてみました。
その香港からのお客様は、実はスキーをしに北海道に来たのですが、
悪天候のため断念し、小金湯温泉に入ってきた帰りだということでした。
明日は旭山動物園に行くのだと話してくれました。
また幼稚園くらいの小さな男の子は電車が大好きらしく、
札幌滞在中に電車の模型を売っているお店に行くと言っていました。
昨日から札幌市内のどこへ行っても、全く英語が通じず、
今日やっとここで通じた!と喜ばれ、私も大変うれしくなりました。
たどたどしい英語でしたが、
「You speak very well English」とお褒めの言葉もいただきました。
藤野では、なかなか国際交流する場面もありませんが、
昨日は忘れられない貴重な一日となりました。
【2008/12/27】花番おかみ
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